「しっかりパパしっかりママ 」
2007/01/07の日本海新聞紙面より
明けましておめでとうございます。赤沢の敬愛する片山知事が三選不出馬を表明されました。限りなく残念な思いとあれほどの大政治家の決断を周囲がとやかく論評すべきではないとの思いが交錯し、複雑な思いの年の瀬でした。
- 日本の父母最下位 -
片山知事の数え切れない美徳の一つは教育にかける熱意です。「子供は宝」という人生観で、家庭では六人のお子さまを立派に育て上げ、職場では県民一人当たり日本最多の教育関係予算を計上してきた同知事に敬意を表し、今回は子育てについて書きます。
「子供の体験活動などに関する国際比較調査」(平成十一年文部省生涯学習局)は、日韓米英独の五カ国の小中学生に「あなたは両親から次のようなこと(「きちんとあいさつをしなさい」、「先生の言うことをよく聞く」、「友達と仲良くしなさい」、「弱い者いじめはいけません」、「他人に迷惑をかけない」、「うそをつくのは悪いことです」、「物を大切にしなさい」)をよく言われていますか?」と尋ねています。
調査結果は項目、父母別の割合(%)ですが、赤沢が愕然(がくぜん)としたのは、全項目について日本の父母が不動の最下位(第五位)、それもしばしば大きく引き離されての最下位であることです。不動の第一位、第二位は英国と米国でほぼ順位を分け合い、ほぼ不動の第三位が韓国、第四位がドイツです(詳細は赤沢のHP参照)→当リレーコラム最後に表記してあります。
-家庭の役割重要 -
大まかに言えば英米の家庭にはしつけがあり、日本にはあまりない(韓国とドイツはその中間)となります。特に日本の父親から「きちんとあいさつ」、「友達と仲良く」、「いじめは駄目」とよく言われる子供は一割に満たず、それぞれ9%、7%、9%です(第1位はそれぞれ米38%、米54%、英34%、第4位でも独15%、韓33%、独13%)。
一番身近な両親から愛情のこもったしつけを受ける機会が極端に少ない日本の子供が、きちんとあいさつできず、いじめに走る、見て見ぬふりをするといった現代日本の最も深刻かつ根本的な問題を引き起こしている側面は否定できません。教育再生は、家庭、地域、学校など関係者が一丸となるべき国家の最重要課題ですが、家庭や両親の果たす役割の重要性は言い尽くせません。
- 愛情あふれる躾を -
美しい身と書いて「しつけ(躾)」と読みます。次代の日本を担う子供たちが、両親の愛情あふれる「躾」により日本人らしい美しい心を養うことは心の豊かな社会作りの不可欠の土台です。年頭に、親愛なる日本のパパ、ママにお子さまへの愛情あふれるしっかりした「躾」をお願いし、赤沢も愛情をこめて米子在住の五歳の長男の「躾」に奮闘する決意を申し上げます。
特に鳥取県のパパ、ママは、片山知事の教育熱をしっかりと受け継ぎ、いじめを許さぬ武士道精神の復活、心の豊かな配慮大国の実現をリードする気概で頑張りましょう!

※このホームページのリレーコラムについては、縦書きの記事からの転記のため、このような漢数字の記述となっております。