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盂蘭盆会

2006/08/20の日本海新聞紙面より



今回のリレーコラムはお盆直後の掲載になりますので、お盆に感じたことを申し上げます。ご先祖さまたちが苦しむことなく成仏してくださるよう、われわれ子孫が報恩の供養をするというお盆の意義についてはあらためて触れるまでもありませんが、年に一度お盆の供養をすることでご先祖さまたちについて親族が語り合い、思いを新たにすることは、今風の言葉で言えば親族一統のアイデンティティーを再確認し、結束を強める効果が大きいと思います。

- 温かい気持ちに-

十三日にお坊さまに読経していただいてから夕刻に迎え火をたいた際、迎え火・送り火について、灯りを頼りに帰って来られるご先祖さまたちの精霊のためにおがらをたく旨、赤沢の長男(五歳)に説明しましたところ、「本当にパパのじいじ(祖父、長男から見れば曽祖父)が帰って来るの?」と半信半疑の様子でしたが、ご先祖さまを思う赤沢の気持ちや雰囲気だけでも長男に伝われば十分と感じます。赤沢も「ご先祖さまの精霊が一刻も早く現世にお帰りになるよう『きゅうりの馬』を、少しでもゆっくりあの世にお戻りになるよう『なすの牛』を用意する」という説明を初めて聞いたとき、何だか温かい気持ちになったことを思い出しました。


- 公共の福祉増進へ-

赤沢にとっても、政治を志す決意を固めた昨年の八月十一日からちょうど一年経った今回のお盆に、「赤沢の曽祖父は若手の政治家志望者を集めて指導する私塾のような活動をしていた」という趣旨の話をあらためて母親から聞かされて特別の感慨がありました(ご先祖さまに怒られそうですが、実のところ赤沢は昔聞いたこの話をすっかり忘れていました)。
曽祖父(赤沢康平)の思いが祖父(赤沢正道元自治大臣)に通じ、さらには母(正道の唯一の子供)を経由して赤沢にまで流れ込んでいるというつながりを強く感じたわけです。このご先祖さまのDNAと「まず社会に貢献せよ。報酬は後からついて来ると心得よ」というまるで論語(顔淵)のような父(元大学教員)の教育が相まって、営利には向かないが公共の福祉の増進に生きがいを感じる赤沢が誕生した次第です。赤沢が公務員や政治家といった限られた職業しか選択できない理由がよく分かります(笑)。


-自信と誇り新たに-

十六日には自宅で送り火をした後、錦公園(正式には湊山公園)にお供え物を持ち込み、ご先祖さまのご供養をお願いしましたが、米子市民をはじめ本当に多くの皆さまの人出が絶えませんでした。昔から道徳を重んじ、ご先祖さま思いであるという日本民族のアイデンティティーが再確認され、日本及び日本国民についての自信と誇りを新たにしたことはあらためて申し上げるまでもありません。


※このホームページのリレーコラムについては、縦書きの記事からの転記のため、このような漢数字の記述となっております。


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