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ダボハゼにも五分の魂

2006/07/23の日本海新聞紙面より



前回、永田町の報道関係者が多くの勉強会に出席する赤沢を「(どんな餌にも食い付く)ダボハゼ」と呼んだ話を書きましたが、今回は「ダボハゼ」シリーズ第2弾として(笑)自民党総裁選前の現時点で思うところを記します。

- 政策本位で判断 -

赤沢は、政策については官僚時代に培った多少の蓄積がある一方、政局についての知識経験は皆無ですから、もし政治家を「政策派」と「政局派」の二種類に分ければ赤沢は前者であり、総裁選においても政策本位で判断します。

例えば、現時点で注目されている消費税について述べれば、景気を左右する経営者のマクロのマインドは銀行貸出残高の増減に典型的に現れると考える赤沢は、同残高がプラスに反転した昨年十月をいわゆる「失われた十年」の終焉(しゅうえん)と考えています。マクロの経営判断が景気回復を確信し、「借金してでも設備投資して次の景気拡大の波に乗ろう」という判断に転換した時点ということです。


- 景気の腰を折るな -

特に、過去複数回政策の失敗で景気回復の芽を摘んだとされるわが国においては、その転換点から二年間は、景気の腰を折らないことを政策運営の最優先課題とし、消費税の税率アップは行わないのが得策であると考えます。以上の考え方は特定の候補者を選ぶための理由付けではなく、赤沢が昨年来自民党税制調査会などの場で主張してきたものです。

このように重要な政策課題について自分の考えをまとめることは当然必要ですが、それだけでは悩みは尽きません。というのも重要な政策課題について適時に総裁候補の考えが網羅的に明らかになるわけではなく、かつ、新人議員がいちいち各候補の考えを聞いて歩くわけにもいかず、下手に総裁候補を招いて勉強会でも開こうものなら政局の動きとして警戒されてしまうからです。


- 自ら考える精神 -

さらに言えば、たとえ総裁候補の考えが明らかになったとしても、特定の総裁候補と赤沢の考えが、(すべてとは言わないまでも)重要課題のほとんどについて合致することは期待薄かもしれません。もし派閥に属していれば総裁選も含め万事派閥決定に従うという考え方もあり得ますが、無派閥で総裁選に臨む今回の経験は、派閥について学ぶということ以上に赤沢にとっては非常に良い勉強になっています。

独り者が独りで意思決定するのは容易ですし、集団の中にあって集団の意思決定に従うこともある意味容易ですが、赤沢としては、今後派閥にいるにせよ、入らないにせよ、何事につけ自ら考え抜く孤高の精神、五分の魂をしっかり持ち続けたいと思います。


※このホームページのリレーコラムについては、縦書きの記事からの転記のため、このような漢数字の記述となっております。


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